シドニー 10日 - 10月10日は世界メンタルヘルスの日。ニューサウスウェールズ州ではメンタルヘルス・ウィークが始まった。この1週間、友人や家族との絆を強める努力が求められる。
ジョン・ハチタゴス厚生相は今日、すべての人はメンタルヘルスにもっと関心を持つべきであり、メンタルヘルスの問題は現在何百万人ものオーストラリア人に影響を及ぼしていると語った。また同相は、精神病が社会に拡大しつつあるにもかかわらず、残念ながらその病状に対しては否定的な印象がいまだ付きまとうと語った。
2005年メンタルヘルス・ウィークのテーマは「家族、友人、恋人との関係 ― 精神的なつながりがありますか?」。水曜日は「ストレスの少ない日」。これは、健康のためにストレスを感じないよう、オーストラリア人に促すための日である。
家族や友人と強い絆を築くことは、心の健康を維持するために大切な要素である。精神病の初期の症状に最初に気付くのは家族だ。そしてその治療の苦しみを和らげてくれるのもまた家族なのだ。
メンタルヘルスに関する州政府の予算は史上最高の8億5千4百万ドル。だが、今後取り組むべきことはまだ多い。