キャンベラ 14日 - オーストラリアを訪問中のイギリスの専門家は、ロンドンテロ爆撃のような大災害時には、緊急時サービスが携帯によって行われることは危険だと警告を発した。
ロンドンの救急車サービスの責任者によると、テロ攻撃後、愛する人と連絡をとり、なんとか情報を得ようとした何百万もの人々が携帯を使用したため、ネットワークは完全に遮断されたという。また、携帯は爆破の起爆装置になりうるため、テロ攻撃発生時には携帯のネットワークを遮断するべきだという専門家もいる。
ロンドン当局はコミュニケーションの改善の必要性を主張。災害時にはあまりに多くの人々が携帯を使用するため、ネットワークが需要に耐えられなくなる。ロンドン救急車サービスは今後、緊急時に衛星電話などを導入する見通し。