ロンドン 17日 ― 今日発表された研究によると、喫煙男性が父親になれる確率が著しく低いことが分かった。
男性、女性を問わず、タバコが不妊症の原因であることはすでに周知の事実。また、この事実は、喫煙をやめるように人々に促すキャンペーンなどに使用されてきた。
大手タバコ会社、フィリップ・モリス社外部研究プログラムの支援のもと実施されたアメリカでの研究によると、喫煙男性の精子は卵子への受精力を測る実験で、非喫煙男性に比べ受精力が欠如していることが判明した。また、バッファロー大学薬学生物科学部の研究チームは、慢性的な喫煙男性のほぼ3分の2が、卵子を受精させる精子能力テストに失敗したという実験結果を発表している。喫煙者の精子は非喫煙男性の精子に比べ、受精力が平均75%欠如しているという。