シドニー 18日 - 乗客389人を乗せたカンタス航空QF10便が、飛行中に機内の煙警報器が鳴った為、インドのカルカッタ空港へ進路変更し、現地時間午後12時頃(オーストラリア東部標準時間午後4時30分頃)着陸した。同便はロンドンからシンガポールへ向かう途中のボーイング747機。
DPAニュースによると、パイロットは機内の火災を通報後、緊急着陸した。しかし、カンタス航空の発表によると、煙警報器はビデオシステムの故障によるもので、機内に煙の発生は無かった。また、パイロットは着陸の優先権を管制官に要求しただけで、緊急着陸ではなかったとした。
「QF10のビデオシステムに関連した煙警報器は止まったが、機長は最短距離にあるカルカッタ空港へ進路変更し、地上で機体の点検を受ける判断をした。 これは緊急着陸ではない。」と同航空社スポークスウーマンを述べた。
同航空会社は同便の乗客に代わりの航空便を手配中。現地関係者によると、同便はシンガポールに向けて18日夜に出発予定。