シドニー 20日 - トニー・アボット厚生相によると、乳がんの治療薬製造会社は薬価給付制度に加わる準備を開始すべきであり、これにより、さらに多くのオーストラリア女性がこの治療薬を手に入れることができるだろうと語った。
ハーセプティン(乳がん治療薬)は現在、病状が進行している乳がん患者のみが利用することができる。
今日発表された海外での研究によると、通常の治療に加え、ハーセプティンの治療薬を服用した進行性の初期乳がん患者のがん再発率が46%減少したことが分かった。費用効果の高い薬は早急に人々が手に入れることができるように措置がとられるべきだと同厚生相は語る。
オーストラリアを含む39カ国、5000人以上の女性を対象に実施された研究では、ハーセプティンを服用した女性は、服用をしなかった女性と比較し、2年後に病状が再発したケースはほぼ半分だったと分かった。