バンクーバー 20日 -脂肪を減らしたいあなた、体重を減らすカギは毎日の適切な睡眠時間。
バンクーバーで今週、肥満に関する会議が開催された。会議の中で発表された研究によると、睡眠の欠如と脂肪の増加、命に関わる病気との関係には深い関連性があることが分かったという。この研究結果により、睡眠が肥満、糖尿病、その他の病気の治療の要素となることが期待される。研究結果では、睡眠の欠如により、体内中で化学的変化が起こり、それが体重増加の原因となっていることが判明。通常の睡眠パターンが崩れると食欲を制御する体内能力が破壊される場合がある。現代人の睡眠時間は、40年前と比較して1日当たり2時間少ないという。
また睡眠の欠如が重い病気を引き起こす原因となる可能性があることも、別の研究結果で明らかとなっている。カナダケベック州に住む323人の男性と417人の女性の睡眠パターンと肥満の割合を調査した結果、睡眠時間が最も少ない人の体脂肪率が最も高かったことが分かっている。適切な睡眠時間は1日7.7時間。
適切な睡眠時間をとることが肥満の治療の一環となるまでには、更なる研究が必要。だが数年後には食事法やエクササイズに加えて、睡眠が体重を減らす方法に加わるだろう。
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