[メルボルン-22日]非常に毒性の強い除草剤が入ったドラム缶2本を盗んで逃げた2人の泥棒に対して警察は、死に至る危険性もあるのですぐに病院に行くようにということ、その際、中毒症状が二日酔いに間違えられる可能性もあることを警告した。

ドラム缶は、ビクトリア州西部のホーシャムという街の駐車場に止められていた四駆の車両に積んであったもので、泥棒達はドラム缶を持ち出し、穴を開けて中身を教会の庭などに撒き散らした。ドラム缶はその後発見されたが、警察は逃げた泥棒達が除草剤中毒に苦しんでいるのではと心配している。
今回盗まれたエステルとヌカットという二つの除草剤は共に毒性が強く、含有量が多ければ死亡する恐れも場合もあるという。その他、中毒症状としては嘔吐、下痢、頭痛などが見られ、しばしば二日酔いと間違えられることもあるらしい。