キャンベラ 27日 - 親の遺産を譲り受け、「家の所有者になる」という夢は叶いそうにもない。子供のためではなく自分のために老後の蓄えを使うべきだと考える年配者が増えているからである。
50歳から59歳の3分の1以上が、生きている間に自分の資産をすべて使い果たす予定だという。また、50歳以上の男性女性の全体の28%が同様の考えを示している。ダイアナ・オルスバーグ氏とマーク・ウィンター氏が実施した調査では、「自分のために資産を使う」という考えが年配者の間で広まる中、家族の遺産を自分の子供に譲渡するという従来の傾向は消滅しつつあることが明らかとなった。
調査を受けた男性女性の38%が遺言書の中で自分の遺産を子供に譲渡すると回答したのに対し、44%近くの人が遺産のすべてを配偶者に譲渡すると答えた。