[イスラマバード/パキスタン-30日]カシミールの領有をめぐって長らく対立関係にあったインドとパキスタンが、8日に同地方で発生した大地震の被災者支援のため、軍事境界線開放に合意した。
パキスタン大地震では6万人近い犠牲者が報告されているが、本各的な冬の到来を目前にし、寒さと飢えからさらに何千人もの死者が出ると予測。
インドのシン首相からパキスタンのムシャラフ大統領に対して軍事境界線開放の提案がされた後、協議が進められいた。過去、カシミール地方をめぐり2回の全面対戦が行われたが、2004年11月に停戦、その後は平和的解決に向かって歩み寄りが見られている。
今回の国境開放により、実行支配線の5ヶ所で住民の行き来が可能となる。