シドニー郊外の人種暴動(クリスマス、年末年始シーズンを控えての注意喚起) 12月22日
在留邦人の皆様へ
1.これから、クリスマスや年末年始のシーズンを控え、外出の機会も増えることと思いますが、12月上旬にクロヌラビーチで発生した人種対立に起因する暴動によって、今日までに162人が逮捕されるなど、事件は現時点では完全に沈静化しておらず、引き続き注意が必要な状況にあります。
2.(1)このような状況を踏まえ、当館では、12月13日及び17日の2回にわたり、人種問題に起因する暴力事件についての注意喚起を行っています。
また、16日には、イエンマNSW州首相がビーチに近づかないよう公衆に呼びかけた他、モロニーNSW州警察庁長官が、NSW州の有名なビーチでの警察による警戒を強めると発言しています。更に、警察による警戒態勢は来年1月末まで継続されることも明らかになっており、引き続き警戒が必要な状況にあります。
(2)英国、カナダ、インドネシア等も渡航情報を発出し、自国民に対し、クロヌラ付近等への旅行について注意喚起を行っております。
3.こうした事情を踏まえれば、当面の間は一層慎重な行動をとることが必要です。シドニーを含むNSW州に滞在・渡航されている全ての方におかれては、最新の関連情報には十分注意して、不測の事態に巻き込まれないようにしてください。仮に、当地警察等より、特定の海岸に近づかないよう注意喚起がなされる場合には、これに従うと共に、海岸や海辺にお出かけになる際には周囲の状況に注意を払うなど安全確保に心がけて下さい。