[メルボルン-30日]メルボルンの商業コンプレックスで警備員から車椅子使用を拒否された2人の兄弟が車まで這っていかざるを得なかった件で、ウェストフィールドは彼らに保障金を支払うことになった。
筋ジストロフィーを患っているトニー&ロス・コスタ兄弟は、今月初め、メルボルン南西部のファウンテン・ゲート・ショッピングセンターで、センターから駐車場まで貸し出し用の車椅子の使用を求めたところ、警備員にセンター外での使用ならびに駐車場内での使用を拒否された。車止めがあるため入り口に車を付けることもできず、兄弟は車までの約3mを這っていくよう求められた。
二人はこの件を機会均等委員会に相談。ウェストフィールド側はその後、5万ドルの保障金を筋ジストロフィー協会に支払うと申し出、兄弟側も受諾した。ウェストフィールドは兄弟に今回の件を陳謝し、車椅子使用についてのガイドラインの見直しにとりかかっている。