シドニー 1日-2003年12月15日に、フェアライトにあるラウンドハウス保育園に飛び込んできた車の下敷きになり、両足と何本かの手指を失い、身体の85%に第3度の火傷を負ったソフィー・デレジオちゃん(5歳)が1日、普通の子供達と一緒にシドニーのバルゴーラ・ハイト公立小学校に入学した。
事件当時3歳だったソフィーちゃんは、その後、数え切れない手術を繰り返し、現在も年に多くて3回、苦痛を伴う皮膚移植手術を受けている。幼いソフィーちゃんの生きることへの戦いと勇気ある回復への道のりは、オーストラリア国民の心を動かした。
ソフィーちゃんの父親ロン・デレジオ氏は、「入学は、ソフィーにとって大きな1歩だ。普通の子供と出来る限り同じように生きていくことへの彼女の挑戦にとって、新しい1章が始まった。」と語った。
モリス・イエマNSW州首相は、同校でソフィーちゃんの入学を歓迎し、彼女は我々へのインスピレーションだと語った。
同公立学校には、ソフィーちゃんが出来るだけ普通の子供達と同じように学べるようにと、40万ドル以上かけて、体温調整の出来ないソフィ-ちゃんの為に冷暖房機を設置するなどの改装工事が行われた。