シドニー2日ーシドニー・ダウニング・センター下級裁判所で2日、2004年10月に12名がシドニーのバーでスパイキング(薬物を飲み物に入れること)をされたドリンクを飲まされた事件の公判が行われた。同事件の容疑者、チェブリ・デジェイト被告とアデル・サマディ被告は、窃盗を目的にスパイキングを行ったとされる。
12名の犠牲者の一人で、当時友人とバーにいたパース出身の女性、ピア・ドナルドソンさんは、サマディー被告から差し出されたビールを飲んだ直後、眠気やけだるさを感じ、困惑を感じたと公判で証言した。また、ドナルドソンさんは、事件発生後からほぼ2日間の記憶がなく、事件の翌日に飛行機でパースの自宅に帰宅したことも覚えていないという。公判は今後も続行される予定。