シドニー20日ージョン・ハワード首相は20日、オーストラリアのイスラム教徒の中にはオーストラリアの文化に相反するグループがいると述べた。同首相は、テロの原点であるジハドへの忠誠や女性に対する過激な扱いなどは、ヨーロッパやアジア地域からの移民らにはない、イスラム教独特の問題であるとし懸念を示した。
同首相は、オーストラリアは移民らに対し、母国を忘れるように要求しているのではなく、移民らが母国の宗教、文化を維持することを容認していると語った一方で、オーストラリアは移民らに対し、オーストラリアの習慣や文化を受け入れ、オーストラリアに同化するように望んでいると語る。一部のイスラム教徒の考え方などがオーストラリアの文化と相反するもので、問題視していると語っている。