キャンベラ24日ーグロリア・アロヨフィリンピン共和国大統領は24日、同大統領に対するクーデターを企てていたとされる軍の司令官を逮捕したことを受け、国家の非常事態を宣言した。フィリピンは25日、1986年にマルコス前政権が崩壊して以来20年目の記念日を迎え、これに向けてアロヨ大統領に対するストリートでのデモやクーデターの発生が予想される。
オーストラリア外交貿易省は、フィリピンへの旅行者に対し警告を発令。渡航勧告内容には変更はないが、旅行者に対し新たな進展について現地の報道を常に注意するように忠告。同省はオーストラリア観光客に対し、サンボアンガ半島、スル諸島などへの渡航は控えるように勧告。またミンダナオへの旅の計画は再検討すべきとしている。