シドニー24日ーNSW州政府によるシティーレイルの運賃引き上げ法案のもと、シティーレイルの利用者は今後、運賃の上昇に悩まされることになる。NSW州政府は、インフレの動きに合わせて、標準チケット価格を2.9%引き上げ、1チケットに対し20セント増しにする予定。
また、同州政府は、午前9時以降に発売されているピーク時間外の格安運賃については、ディスカウント率を39%から25%へと変更の意向を示している。これにより、ピーク時間外のウーロンゴンからセントラル駅までの往復チケット価格は10ドル80セントから13ドル20セントへ引き上げられる。
シティーレイルは、そのサービスの悪さから、過去3年間運賃引き上げを禁止されていた。しかし、昨年9月より新時刻表が導入されてから、定刻通りの発車率が61.5%から91.5%まで上昇し、ジョン・ワトキンス運輸相は、3年経過した今、消費者物価指数に合わせた運賃引き上げは妥当だと語った。