シドニー7日ーオーストラリア消費者協会が新しく実施した調査によると、便利性が強調されているオンラインショッピングだが、実は通常の店で購入するよりも高い値段で販売されている可能性があり、意外に消費者は余分なコストを支払っているという。
同協会は調査報告を雑誌「コンピューター・チョイス」で発表。同報告書では、本やCDなど消費者が頻繁に購入する商品は通常、オンライン販売価格の方が高いことが判明。オンラインショッピングの方が安価であるという考えが人々の一般論として普及しているようだが、その傾向を証明する証拠はない。たとえば、ベストセラー本「The CSIRO Total Wellbeing Diet」のオンライン価格は、本屋での通常価格より平均10ドル増しで販売されていることが分かっている。オンライン価格は配達代などが加算されるので、ディスカウント価格でも加算分の金額を十分補えないのである。しかし、オンライン上で販売されているデジタルカメラなどは、本やCDとは異なり、買い求めやすい価格で販売されているという。
同報告書は、オンラインショッピングをする際の忠告として、販売側の連絡先、プライバシー条件、返品条件などを確認することを挙げている。
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