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イアン・ソープ、病気を理由に出場辞退、コモンウェルス競技会

シドニー7日ー水泳界のスター、イアン・ソープ選手(23歳)は7日、ウイルス性の病気を患っており、その病状が思わしくないことから、15日に開催されるコモンウェルス競技大会への出場を辞退することを発表した。ソープ選手は、「現時点の自分のコンディションは、ベストの状態からかけ離れており、この状態で競技に参加しても意味がない」と、かすれた低い声で心情を語った。

競技会開催8日前の突然のソープ選手の競技出場辞退発表は、官僚、スポンサー、報道関係者の間で大きな波紋を呼んでいる。これは、肩の手術で出場ができないもう一人のオーストラリア水泳界のエース、グラント・ハケット選手に続いての残念なニュース。現在200メートルと400メートルの世界記録保持者であるソープ選手は、同競技会の出場を目指し、病気の回復に全力を尽くしてきたが、ウイルスに侵されたソープ選手の体は衰弱しているという。同競技会への出場を楽しみにしていただけに、ソープ選手も記者会見で落胆の色を隠せない様子だった。

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