シドニー13日ー警察によると、NSW州西部で10日、父と息子を乗せた小型トラックが事故を起こし、その後、息子のキアン・トビン君(5歳)は瀕死の父を助けるため、救援を求めて5キロの道のりを2時間かけて裸足で歩き続けたという。2人は旅の帰り道に事故に遭った。2人が乗っていた小型トラックは、未舗装の道路でスリップを起こし、車体は数回回転した。
事故発生から約2時間後、通りがかりのドライバーがミッチェルハイウェイに向かって歩くキアン君を発見。残念ながら、事故現場に戻るまでに、キアン君の父親は頭部負傷が原因で死亡していた。
軽症を負ったキアン君は、病院で手当を受けた後、13日に母親の元に戻った。トビン一家は、父親の綿農場での仕事が決まり、数ヶ月前にバークに引っ越したばかりだった。警察によると、キアン君に対する事情聴取は特別警察官によって実施されるという。