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NSW州政府、シドニー湾の高いダイオキシン値とフェリーの関係を否定

シドニー 29日 -NSW州政府への報告書で、シドニー湾のフェリー、リバーキャットが湾内のタイやエビに発見された高ダイオキシン含有量の原因である可能性が指摘された。リバーキャットがダイオキシンを多く含んだパラマッタ川の川底の堆積物を攪拌させ、シドニー湾のダイオキシン含有量を上げているのではという仮定。

しかし、イアン・マクドナルドNSW州産業相は29日、この説を裏付ける証拠は何もないとして、リバーキャットが湾内の高ダイオキシン含有量の犯人という可能性を否定。そして、「シドニー湾には毎日何千隻もの船によって使用されている。リバーキャットが高いダイオキシン含有量の犯人ではなく、長い間に及ぶ産業汚染が積もり積もった結果だ。」と述べた。

昨年、湾内のエビに高いダイオキシン含有量が発見された後、12月3日には湾内の商業的エビ漁が禁止された。今年1月には、湾内の魚にも同様に高いダイオキシン含有量が確認され、州政府は湾内の商業的漁業を全面禁止した。

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