ブリスベーン17日ー新しく発表された調査によると、平均的な子供のお弁当には、ロリーポップ7個分の糖分と脂質、小型の塩入れに相当する塩分が含まれていることが判明した。
ブリスベーンの食事療法士、ケイト・ディ・プリマ氏は、平均的な子供のお弁当には高血圧、肥満、糖尿病などの健康上の問題を引き起こす原因となる糖分、脂質、塩分が高いものが含まれていると語った。
子供のお弁当の中によく見られる、フルーツジュース、ジャム入りサンドウィッチ、テディービスケットは、ビタミンCの含有量が低いあるいはゼロであること、また食物繊維が全く含まれていないという。これらの食べ物は加工食品であり、子供の血糖インデックスを高める働きがある。その結果、子供は急激に活力を得るが、その後、空腹感や無気力さを感じるようになる。プリマ氏は、「学校生活を送る子供にとって、空腹感や焦燥感を感じさせるこれらの食べ物は集中力や学習能力を低下させる可能性がある」と語る。
また、同調査では、わずか50%の保護者が、子供のお弁当にフルーツを入れていることが判明している。プリマ氏によると、子供は一日のうち、午前9時から午後3時の間に最低一切れのフルーツ、そして夕食後に再度一切れのフルーツを摂取すべきであると語る。また、同氏は保護者に対し、フルーツジュースの代わりに水を入れ、子供がプロテインを摂取できるようにサンドウィッチの中に肉類を挟むように推奨している。