シドニー30日ーNSW州コミュニティーサービス省(DOCS)が受けた児童保護の報告数が30日発表され、2004年9月から2005年12月までの児童保護の報告件数が19.5%増加したことが判明した。
レバ・ミーガーコミュニティーサービス相は、継続的に増加する児童保護の報告件数について、懸念すべき遺憾な事実だと語った。これらの数値の中で、最も予防が可能なものは家庭内暴力で、身体的虐待や養育放棄がその後に続く。また、同州政府は、2005年から2006年の児童保護の報告件数は昨年と比較して16.5%増加すると予想している。
NSW州ではますます多くの子供が危険にさらされる中、この児童保護の報告が義務でないにもかかわらず、報告件数が増加していることに、地域社会の児童虐待に関する意識が高まっていることがうかがえる。