10日早朝3時30分(豪東海岸標準時間)頃、シドニーの歴史的建物である聖バーナバス教会から出火し、建物内部はほぼ全焼。教会内にあった貴重な歴史的財産の多くが失われた。近辺の住民300人が避難し、市内の主要道路の1つであるブロードウェイは消火作業の為に通行止めとなった。
1858年に建設された同教会は、マウンテンストリートとブロードウェイの角にあり、148年の歴史を持つ。消失したものの中には、シドニーで最も価値のあると言われる1880年代のパイプオルガンや、シドニーで最も古いステンドグラスの1つ等が含まれる。
ロバート・フォーシスアングリカン司教は、教会の消失はとても悲しい事件だが、これが世界の終わりではないと述べ、同教会の復旧に確信を見せた。