[シドニー9日]シドニー東部の海岸沿いに建つ改装間もない住宅の屋根に、無人トラックが突っ込んだ。

シドニー東部、ローズ・ベイ、Tivoli(ティヴォリ)通りにある工事中の空き地に駐車されていた19トンのセミトレーラーが、9日朝7時45分頃、突然、堤防を乗り越え、近所の私道に入り、その先の二階建ての住宅に突っ込んだ。家族4人全員が住宅内にいたが、幸いな事に怪我はなかった。母親が子供達を学校に送っていく為にガレージのドアを開けようとしていた直前に起きた事故だったという。
ドライバーのGary Thompson（ギャリー・トンプソン）は駐車する際にブレーキをかけ忘れた模様。NSW Fire Brigade(NFB)の調査官Gordon Boath（ゴードン・ボース）氏によれば、トラックは住宅を貫く形で突っ込み、建物の全面全体に大きなダメージを受けているとのこと。住宅を取り壊すか修理するかは保険会社からのレポートを待って決定される。この住宅はここ18ヶ月以内に大規模な改装を行ったばかりだという。また、トラックはレポートが発行されるまで、そのままの状態で放置される模様。住民である家族は、あまりの出来事に呆然としたまま避難した。
近所に住むPhilip Stricker（フィリップ・ストリッカー）さんも以前、同じ工事区域の作業によりフェンスと車にダメージを受ける被害を受けており、ウラーラ・カウンシルに工事区域の安全性を疑問視する報告を行った。同カウンシルはWorkCover（労働環境保全機関）に、調査中は工事を中止することを通知した。