キャンベラ18日-今年の国際捕鯨委員会(IWC)の総会で、日本が商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)の再開に不可欠な票数をわずかに獲得できなかったことで、オーストラリアは日本の捕鯨活動再開への試みを阻止することを宣言した。
捕鯨支持活動を主導的に実施している日本、ノルウェイ、アイスランドが、今年の国際捕鯨委員会の総会で、他国からの大多数の支持を獲得することが懸念されていた。
しかし、イアン・キャンベル豪環境相は、世界では、20年の商業捕鯨のモラトリアムの施行を求める意見が依然として優勢であるとした。「しかし、この結果は、世界全体がモラトリアムの施行を確保したいと望むなら、鯨の保護を強化しなければならないというメッセージを世界に示すことになった」と同相は語った。沿岸地域に対し、小規模なミンククジラの商業捕鯨の実施を許可するという日本の提案は、31対30で否決された。