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NSW州最低賃金労働者 賃金引上げ要求で勝利

シドニー26日ー連邦政府の労使改革以来、NSW州で初めて、同州の最低賃金労働者の賃金が週20ドル引き上げられることが承認された。NSW州の労使関係委員会(IRC)の判事全員が26日、NSW州労働組合による賃金の3%の引き上げを求める要求に関して、満場一致で可決した。

この賃金引き上げは、NSW州のアワード法で定められている労働条件下で就労する約50万人に適用される予定。判決の中で、判事は、連邦政府の労使改革の結果に関わらず、NSW州は、労働者の最低賃金を設定する役割を担うとした。また、同州の最低賃金労働者は弱い立場に置かれており、交渉力もない彼らは、年間昇給に依存するしかない状況にあるとした。

連邦政府と雇用主団体はNSW州労使関係委員会(IRC)に対し、Australian Fair Pay Commission(オーストラリア公正給料委員会)が今年末に決定を下すまで、同件に関する審議の延期と、最低賃金の凍結を要求していた。

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