メルボルン27日ーワールドカップ第2戦のオーストラリア対イタリア戦で、1-0で惜しくも敗れたオーストラリアチームのファンはメルボルンで、ガラス瓶を投げつけ、火を放つなどし、怒りを表した。
1万人以上のサッカーファンがメルボルン中央のFederation Square(フェデレーション・スクェアー)に集まり、試合中は、おとなしく応援をしていたファンも、最後の土壇場でイタリアが勝利を決定するペナルティーからのゴールを決めた瞬間、ファンの間では険悪な雰囲気が広がった。ライブ中継をしていた大型スクリーンやステージエリアに向かってガラスのビンを投げるなど、怒りを発散させたファンや、ステージエリアを囲むプラスチックの大型バリケードを蹴り始めたファンもいた。ファンの中には、「暴動を始めよう」と暴動を誘発するような言葉を発したりするなど、一時騒然とした状況となった。ファンの間では喧嘩も勃発したが、警備員と警官によって即座に取り押さえられた。