キャンベラ4日ーオーストラリアの医薬品当局は、中絶用ピルRU486の入手が困難なのは、政府による圧力が理由ではないされる中、医師らは、中絶を行うためにがんの治療薬を使用することが許可されているとした。
オーストラリアでRU486の入手が遅れていることで、中絶を行っているMarie Stopes International(マリー・ストープ・インターナショナル)では、乳がんや白血病を治療するための薬を代替薬として試験的に使用するとされる。マリー・ストープは来月よりシドニーにて、試験的実施を開始し、メトレキサートを使用し、妊娠初期の女性100人の中絶を行う予定。
The Therapeutic Goods Administration (TGA:医薬品行政局)は4日、メトレキサートはオーストラリアでがん治療薬として登録され、安全に使用されているが、中絶用ピルとしては今まで認可されていなかったと語った。しかし、医師らは、同治療薬を中絶のために自由に処方することができるという。