キャンベラ10日-大手ビジネス情報企業は、今後来る経済停滞を防ぐために、オーストラリアはさらなる移民の受入れを実施する必要があるとした。

ＩＢＩＳWorldは、国家の高齢化人口や出生率の低下から、移民の受入れなしでは、労働者不足が原因で経済不況に苦しむことになると語った。これは、最近のオーストラリアへ入国した移民労働者数の増加を受けた発言。移民労働者の数は昨年6月には12万人以上に増え、10％の上昇となった。

同企業のオーストラリア人ジェネラルマネージャーのJason Baker（ジェイソン・ベイカー）氏は、オーストラリアは先進諸国の中で、外国で出生した人が人口に占める割合が最も高い国にもかかわらず、さらなる移民の受入れを必要としている国だとした。移民を受入れなければ、オーストラリア経済は、ますます増加する退職者数のコストを補う納税者数が減少するという状況に陥ることになる。