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アボリジニ社会の暴行、虐待を阻止 目撃者に証言を強制

シドニー11日―虐待を阻止するために、連邦政府が支援する計画のもと、アボリジニ・コミュニティーで暴行行為や虐待を目撃した証人は、Australian Crime Commission (ACC:オーストラリア犯罪委員会)に対し、強制的に証拠を提示させられることになる。

Chris Ellison(クリス・エリソン)法務相が支援する同計画は14日、Council of Australian Governments (COAG)の会議に提出され承認される予定であると、オーストラリアン紙は報じた。

州警察や連邦警察は、証人に質問に答えることを強制する権力を保持していないが、ACCは、証人に対し質問に強制的に答えさせる特別な権力を使用できるよう、政府に承認を求めることができる。証人が質問の回答を拒否した場合、侮辱罪で拘留される可能性がある。

オーストラリアン紙は、同計画のもと、暴行行為や性的虐待の被害者や目撃者が通報や証言することを恐れるアボリジニ・コミュニティーで、法的処置がとられることになると報じた。

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