シドニー 20日 - イスラエルの激しい空爆が続くレバノンから、既に、数百人のオーストラリア人を含む少なくとも13,000人の外人が国外脱出に成功したと見られるが、今だ、約57,000人の外国人が危険な状況の中、国外脱出の機会を待っている。
オーストラリアは、多くの国民をレバノン国内に持つ国の1つで、約25,000人が滞在していると思われる。同様に約25,000人の国民をレバノン国内に持つ米国にとって、今回の脱出計画は、ベトナム戦争以来の大掛かりなものとなる。 この他、多くの国民をレバノンに抱える国は、カナダ(40,000人)、フィリピン(30,000人)、英国(22,000人)、フランス(20,000人)、そしてインド(12,000人)。
オーストラリア大使は、ドイツ国民約3000人を安全な場所へ避難させるために、レバノンの首都にある全てのバスを指揮ったとして、50台のバスをチャーターしたドイツを非難した。ベイルートで救助のフェリーを待っていた何百人ものオーストラリア人は、土壇場になって、フェリーの所有主がカナダからの高値の申し込みを受け入れた為、ベイルートからの脱出に失敗した。
現在、24隻以上の軍艦が、外国人のレバノン国外への脱出計画に関与しており(米国から9隻、英国6隻、インド4隻、フランス3隻、そして、カナダ、ギリシャ、イタリアも参加)、英国の船に乗って、約100人のオーストラリア人が20日、サイプロスへの脱出に成功した。また、金曜日、土曜日、日曜日にかけて、チャーター船による2000人以上のオーストラリア人の脱出計画が実行される予定。