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日本軍によって沈没させられた鉄鉱石運搬船、海洋遺産リストに加えられる

キャンベラ 5日 - 今年になって、NSW州南部海岸沖のMontague Island(モンタグ-島)の南35キロメートル、水深125メートル地点で発見された、鉄鋼石運搬船SS Iron Knight(SSアイロン・ナイト)号が、オーストラリアの海洋遺産リストに加えられることとなった。

SS Iron Knight号は、Whyalla(ワイヤラ)とNewcastle(ニューキャッスル)間で鉄鋼石を運搬していた蒸気機関船で、第2次世界大戦中、日本軍の潜水艦の攻撃によって沈没させられた。50名の乗組員のうち、助かったのは僅か14名。

Ian Campbell(イアン・キャンプベル)遺産相は、「オーストラリア海域内の歴史的な沈没船は、通常少なくとも75年以上昔に沈没しているが、SS Iron Knight号は、死亡した乗員の為の戦争慰霊碑として、我々国民の保護を受ける価値がある。」と述べた。同沈没船内に残っている物は、今後、海洋遺産としてダイバーなどから保護されることとなる。

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