キャンベラ 17日 - アデレイドの協同組合調査センター(CRC)が行った水質と水資源処理方法に関する調査結果によると、オーストラリア国民は、国内の水不足問題の深刻さを認識している度合いが低い。
同調査は、合計で3500人を対象として行われ、シドニー、メルボルン、パース、アデレイド、そしてダーウィンの各都市から500人が回答した。
何が最も大きな懸念事項かという質問に対し、もっとも多くの回答を得たのは、犯罪、続いて交通問題、生活費、テロ、そして自然汚染となった。水不足は、都市の過密問題と並んで最下位。
しかし、懸念事項を水不足問題も含まれた選択肢から選ぶ項目では、水不足問題を第一の懸念と回答した人が26%もいた。
同調査を行ったNaomi Roseth(ナオミ・ロゼス)博士は、「この調査結果で、多くの国民は、水があるのが当たり前と思っている為、水不足問題が心の中に大きな懸念事項として存在していないことがわかる。 しかし、水不足問題をどう思うか問われると、初めて、その大きな重要性に気がついている傾向が見られる。」と述べた。