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NSW州で髄膜炎菌性疾患流行の恐れ。今年に入って4名が死亡。

[シドニー18日]シドニーで10代の少女が髄膜炎菌性疾患で死亡、他に男性1名が同疾患で入院中。20代の男性は現在、回復に向かっているという。

シドニー南西部の公衆衛生当局は感染した2名と密接な接触があった人々に同疾患に関する情報と抗生物質を配布するなどの対応を行っている。また、NSW Health(NSW州保健局)は髄膜炎菌性疾患の発生が拡大する恐れがあるという警告書を発表した。それによれば、同疾患は稀にしか発生しないものの、約10%の患者が死亡するなど非常に重篤な疾患だという。
NSW州野党は州政府の対応の遅れが今回の深刻な事態を招いたと非難。
今年は今までのところ63件の発病が報告されており、死者はこれで4名となった。前年同期の発病は81件、死者は6人。髄膜炎菌性疾患の症状は突然の発熱、重度の頭痛、吐き気と嘔吐、赤紫色の発疹等。

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