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マーティンプレイスが一時死体保管所に!?

[シドニー26日]何百というボディ・バッグ(死体を入れて運ぶ袋)が並ぶシドニーのマーティンプレイスはまるで一時死体保管所。

Omeima Sukkarieh(オメイマ・スカリー)さんは世界各地の戦争で犠牲となった一般市民を追悼するためのイベントを企画。26日夜、ボランティアと共に320のボディ・バッグをマーティンプレイスに敷き詰めた。このイベントは特にイスラエルとレバノン、イラクとアフガニスタンの間で続いている戦争に焦点があてられている。スカリーさんは、ボランティアとして年齢、人種、宗教、政治的意見に関係なく多くの人々の協力が集まったことを挙げ、オーストラリアの国民はナショナル・アイデンティをめぐる各地での争いにもう辟易しているとの見方を示した。
民間人犠牲者数を示すIraq Body Count(イラク・ボディ・カウント)やPalestine Red Crescent Society(PRCS)、国連のデータを集計すると、今年の7月12日から8月14日の間にレバノン、イスラエル、イラク、パレスチナで既に2600名以上が亡くなっていることがわかる。イラクにおいては、2003年3月に戦争が始まって以降、およそ4万2000人が犠牲となった。そしてその多くは子供達である。
「全ての人命が等しくかけがないのないもの。戦争では誰も勝者になり得ない」とスカリーさんはコメントした。

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