メルボルン29日-VIC州では9月1日より、ドライバーに対し、現在実施中のマリファナとメタンフェタミンの薬物検査に加え、エクスタシーの検査が実施されることになる。
Tim Holding(ティム・ホールディング)VIC州警察相は、薬物の影響下での運転が、同州の交通事故の死亡の主な要因だとした。2005年に死亡したドライバーの40%以上が、薬物検査で陽性反応が出た。2005年のマリファナとメタフェタミンの検査で陽性反応が出たのは2万1000人以上。
ホールディング氏は、「VIC州の薬物検査は無作為の路上薬物検査で、世界初」と語った。また、エクスタシーの使用が運転に及ぼす影響は非常に大きく、ドライバーは判断力が低下するだけではなく、突然居眠りをするなどといった影響が考えられる。このようなドライバーは、自分自身だけでなく、他のドライバーを危険にさらすことになる。