シドニー4日-NSW州の誘拐発生率は、オーストラリア全国平均の約2倍であることが、統計の結果明らかになった。
NSW Bureau of Crime Statistics and Research (BOCSAR)は、NSW州では2004年の誘拐発生率は10万人に対し6.9人で、他州の3.8人と比較すると約2倍となる。
しかし、2004年1月から6月までにNSW州で報告された誘拐件数、238件を調査した結果、実際に誘拐があったのはそのうちのわずか57%で、32%が誘拐未遂、4%が誤解や処理ミス、7%が虚偽の報告だった。また、調査の結果、誘拐犯は被害者の知人ではない確立が高いことも判明している。誘拐の最大の動機は性的欲求で35%を占めた。一方、強盗が29%、報復が24%だった。