政治

NSW州主要駅、ロンドン式高解像度の監視カメラ設置予定

シドニー1日-NSW州政府が、新型のCCTV(クローズド・サーキット・テレビ)技術を導入するに伴い、シドニーで利用者の多い駅にはまもなく、英国ロンドン式の監視カメラが設置される。

John Watkins(ジョン・ワトキンス)運輸相は1日、CBD、東部郊外、ノースシドニーなどの主要駅に置かれている監視カメラのアップグレードのために、100万ドルを投資することを発表。現在設置されている6000台のCCTVに加えて、280台以上の新型高解像度監視カメラが導入される。 対象者のシルエットや大まかな人相しか分からなかったこれまでの技術とは異なり、高精度な映像が確認でき、警察は、容疑者や犯人の容姿・その他の特徴に関するより詳細な情報を入手することが可能になる。

ロンドンの地下鉄には既に高解像度カメラが設置されており、昨年のロンドン地下鉄テロ事件後も容疑者の決定的な物的証拠の入手に成功している。ワトキンス運輸相は、「我々は、ロンドン地下鉄テロ事件後、高解像度のCCTVの重要性を認識したことから、シドニーでもCCTVのアップグレードを実施するに至った。外国で発生したテロ事件から学び、巨大交通網を襲うテロ攻撃に備えたい」と語った。

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