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NSW州、緊急外来の患者の約40% 「待ち時間が長すぎる」

シドニー9日-NSW州野党保健スポークスウーマンのJillian Skinner(ジリアン・スキナー)氏は、生死にかかわるような危険な状態で州立病院の救急外来を受診した患者の約40%が、長時間にわたって待たされている実態を明らかにした。

スキナー氏は、脳卒中の疑いがあったMadge Pike(マッジ・パイク)さん(94歳)が、シドニーのWestmead Hospital(ウェストミッド病院)で緊急処置を受けるまでに7時間以上も待たされた例を挙げ、問題の深刻性を強調。

NSW州保健部がまとめた数字によると、命に関わる危険性が見られる患者は30分以内の治療が望ましいとされているのもかかわらず、その37%が時間内に診療を受けていない状態であることがわかった。また、スキナー氏は、病院には十分な数のベッドがなく、州政府は正看護師を公立病院に確保するための努力を怠っているとも非難した。

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