シドニー29日-Morris Iemma(モリス・イエマ)NSW州首相は、産業革新計画の一環として、主なビジネス地区での無料インターネット接続サービスを提供する計画を発表した。シドニー市内中央部、ノースシドニー、Parramatta(パラマッタ)、Penrith(ペンリス)、Liverpool(リバプール)、Newcastle(ニューキャッスル)、Wollongong(ウーロンゴ)、そしてGosford(ゴスフォード)が候補に挙がっている。
イエマ首相は、「州内の主要なビジネス地区に無料のワイヤレスブロードバンド接続サービスを提供することで、州内の経済を活性化し、NSW州を新たなビジネスを展開し広げていく場として更に魅力のあるものとすることが出来る」と語った。
無料インターネット接続サービスの提供計画と同時に、イエマ首相は、主要な産業分野での技術革新潜在性を向上させるために、技術革新審議会と事務局を設置すると発表した。物流と取引サービス、金融サービス、エンターテインメント、デザインとメディア、製造業と資源産業が同計画の対象分野に挙げられている。
またNSW州政府は、100万ドルを掛けて、二酸化炭素の捕獲と貯蔵に関する技術革新を支援する計画。