シドニー20日-カンタス航空の111億ドルでの買収劇を受け、メルボルンとブリスベン空港の各運営企業はジョン・ハワード首相に対し、メルボルンとブリスベンへの海外航空会社の国際便乗り入れの制限緩和を請求している。
The Australian Financial Review(オーストラリア経済評論新聞)に記載された記事によると、この2つの空港は、カンタス航空の国際線窓口をシドニーに集約しようとする戦略によって危機に面しているという。
これらの空港運営企業は、国内主要都市空港への海外航空会社の国際便乗り入れ制限法からメルボルンとブリスベンを外し、2つの空港を国際便乗り入れ制限の無い地方都市空港扱いにするよう要求している。制限が解除されれば、Emirates(エミレーツ)航空やシンガポール航空などの乗り入れを誘致することが出来るようになる。