ブリスベン23日-未回収のままになっているレンタルボンド(保証金)が思いがけないお年玉として、元クィーンズランド州の賃借者に返金される。
ピーター・ビーティクィーンズランド州首相は同州の不動産、賃貸などの金銭的な問題にかかわる政府系の独立機関Residential Tenancies Authority (RTA)に預けられたまま回収されていないレンタルボンドが270万ドル以上にものぼることを明らかにした。
未回収ボンドは、請求忘れもしくは、RTAに新住所の届けを出し忘れるなどして返金先がわからないなどの理由で、10年以上にわたって累積されてきた。
今年の4月、RTAはボンド返金のためのメディアキャンペーンを開始し、これまでに2000件分20万ドル以上のボンドを払い戻した。しかし、まだかなりの額のボンドが回収されていない状態。
ボンドを回収していない可能性があると思われる場合、まずRTAのウェブサイト(www.rta.qld.gov.au)を訪れ、そこに自分の名前を見つけたら、1300 366 311に電話するよう呼びかけられている。
ボンドは通常、 家賃の4週間分程度で、賃借人がその地所に住んでいる間、契約違反を防ぐために大家を通してRTAに預けられ、賃借人が引っ越す時に問題がなければ返金されるしくみになっている。