シドニー26日-The Australian(オーストラリアン紙)が25日に報じた世論調査の結果、都市部での水供給が危機的状況を迎える中、オーストラリア国民の約10人に7人が、水質の基準が維持されることを条件に、下水処理水を飲料水として再利用することを支持していることが分かった。また、回答者のほとんどが、トイレの洗浄水や庭用の水に下水処理水を使用する準備ができていると答えた。下水処理の再利用に反対意見を示したのはわずか2%。同世論調査は12月15日から17日にかけて1200人を対象に実施された。
同紙によると、ジョン・ハワード首相、National Water Commission(国家水道委員会)、および市の水道局や科学者も、オーストラリア国民は水供給不足を解決するために下水処理水の使用を検討すべきという意見に賛同している。