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ガソリンスタンド協会、石油原価を下げない石油会社を非難

キャンベラ16日-Service Station Association(SSA:ガソリンスタンド協会)は、オーストラリア国内のガソリン価格は石油会社によってコントロールされており、ガソリンスタンド経営者にはどうすることも出来ないと訴えた。

SSAのColin Long(コリン・ロング)代理CEOは、Woolworths(ウールワース)と提携するCaltex(カルテックス)とColes(コールズ)と提携するShell(シェル)が国内市場の60%を占めており、この2大石油会社のみが国内のガソリン価格に実質的な影響を与えることが出来ると語った。

今年後半には、さらに規制緩和されガソリン市場の独占化を進めると言われる新しい石油規約が制定される予定となっており、ロング氏は、「新規約が施行されれば、市場を独占する石油会社はさらにガソリン価格を下げなくなるだろう」と懸念を表明した。

SSAからの発言は、Australian Competition and Consumer Commission(ACCC:オーストラリア競争・消費委員会)のGraeme Samuel(グラエム・サミエル)代表が石油会社に対しガソリン価格を下げるべきと非難したことが話題になっている中出された。

サミエル氏は、国内のガソリン価格は同じ原油価格をベンチマークとするシンガポールの無鉛ガソリン価格と比較して5%から10%高く設定されていると非難した。

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