キャンベラ23日-Productivity Commission(生産性委員会)が23日発表した報告書によると、オーストラリア男性の労働人口中30%近くの220万以上が昨年一年間のある時点で、失業中でありながら職探しもしていない状態におかれていたという。
過去100年間に、男性の労働人口中で職についてもいなければ職探しもしていない男性の割合は4倍に増加した。
今後さらに顕著に現れるだろうと思われる労働人口の高齢化がこの4倍に増加した原因の1つと考えられる。また、若者が教育により長い年月を費やすこと、また男性が昔より育児に関与することが増加したことも原因の1つと思われる。
報告書によると、職に就いていない男性はその他の男性よりも1人暮らしをしている傾向が強く、低い教育レベルを持ち、また先住民か英語を母国語としない移民であるケースが多いという。
45歳から54歳の1人暮らしの男性は、既婚またはパートナーのいる男性よりも職に就いていない割合が約4倍高いという。