政治

ハワード首相、各州首相を召集し今週会談 水管理問題

シドニー4日ーハワード首相は今週、各州首相らをキャンベラに招集し水管理問題について会談を行う。今回の会談の目的は、Murray-Darling Basin(マレー・ダーリング川流域)の取り扱い権限は連邦政府に譲渡されるべきだ主張する連邦政府の100億ドルをかけた水政策について議論すること。

ハワード首相は今回の会談で、連邦政府が掲げる水政策に対して各州首相から支持を得られると考えている。一方、SA州やQLD州はマレー・ダーリング川流域の取り扱い権限の全面譲渡に関しては同意を躊躇することが予想される。

Mike Rann(マイク・ラン)SA州首相は、「SA州が保持するマレー・ダーリング川流域の取り扱い権限を放棄する準備はできているが、適切な防護対策やSA州民への水が確保されるかどうかを確認せずにその権限を譲渡するつもりはない」と語った。

Morris Iemma(モリス・イエマ)NSW州首相は4日、未使用の鉄道トンネルに雨水を貯蔵しその水を国会で使用する計画を発表した。これにより、年間1800万リットルを節水することができる。イエマNSW州首相は、今回の会談に出席し水管理問題についての議論を行いたいと語った。

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