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ハワード首相、”歯科医療問題は州政府の責任”

シドニー14日-13日の下院で行われた合同政党会議で、少なくとも3人の議員が歯科医療サービスがメディケアによって支払われるようになるべきと訴えたことに対し、John Haward(ジョン・ハワード)首相は、歯科医療はあくまで各州政府の管轄問題だと連邦政府による歯科医療サービスの提供を否定した。

健康サービス組合によると、約650,000人の国民が公共の歯科医療を受けるために長くて10年間も待たされており、国全体としての改善策が求められているという。メディケアに歯科医療を含めるか、あるいは1996年にハワード政権が発足した際に廃止されたCommonwealth Dental Program(連邦歯科医療制度)の復活が叫ばれている。

ハワード首相は、連邦歯科医療制度は当時の積み重なった問題を解決する為の一時的な制度だったとし、公共歯科医療は各州の管轄問題であり連邦政府はその姿勢を今までも貫いてきたつもりだと述べた。また連邦政府は各州政府に対しGST(物品・サービス税)を通して前の財務体制時よりもはるかに多くの予算を与えていると訴えた。

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