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シドニー、施設不足から大きなビジネスチャンスをのがす

シドニー21日-Tourism and Transport Australia(TTA:オーストラリア観光・交通)とProperty Council of Australia(オーストラリア不動産委員会)が委託して行った最新の調査結果によると、ビジネス旅行者の拠点と言われてきたシドニーは、深刻なイベント開催施設の不足から年間2億1800万ドル以上のビジネスチャンスをのがしているという。

このままでいくと施設不足によって、2009年から2016年の間にシドニー経済に38億ドルと30,000の仕事の損失が生じると推測される。

TTF常務取締役Christopher Brown(クリストファー・ブラウン)氏は、メルボルンの新しいコンベンション施設が完成すれば、シドニーはビジネス旅行者のオーストラリアの拠点という立場を失うだろう。シドニーからビジネス旅行者が消えれば、シドニーの国際都市という名声は薄れてしまう」と述べ、Morris Iemma(モリス・イエマ)NSW州首相に、州政府の観光への予算を増やすよう訴えた。

TTFの報告書によると、2006-2007年度にNSW州政府が州内の観光にかけた予算は、2002-2003年度の5410万ドルから14.8%減の4610万ドルになっている。

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