キャンベラ23日-防衛庁は、東ティモールのDili(ディリ)空港で23日朝、オーストラリア人兵士によって東ティモール人1名が射殺されたと発表した。
事件は、国連軍がディリ空港の難民キャンプで発生した暴動を収めるため出動した際に起き、鉄の矢で攻撃された豪防衛軍(ADF)の兵士が自己防衛の為に発砲し、東ティモール人1名が死亡した。
悪化する東ティモール情勢に対し、外務・貿易相はオーストラリア人の東ティモールへの渡航を控えるよう勧告を出し、「情勢は警告なしにさらに悪化するかもしれない。最近発生した民間の激しい暴動での死亡事故に続き、オーストラリア人またオーストラリアの国益がますます攻撃の標的になっていく可能性がある」と警告した。