キャンベラ20日-Newspoll(ニュースポール)が行った最新の政党支持率調査で、労働党が圧倒的勝利をおさめた。野党労働党の支持率は過去20年間で最高の52%を記録し、労働党Kevin Rudd(ケビン・ラッド)党首を連邦首相に望む国民の割合は増加し他を大きく引き離した。与党連立政党の支持率は3%減少の34%となった。
労働党ラッド党首は、この圧倒的勝利に浮かれることなく結果を冷静に受け止め、労働党は働く家族のために国民へ何を提供することが出来るかに焦点を当て、今の連邦政府が国民に対して行っていることとの相違性を強調していきたいと述べた。
また、報道陣に対し、「我々はエベレスト山のベースキャンプに到着したようなものだ」と語ったラッド党首は、「我々は岩の下部のやっとたどり着き、山を登りあがっているところだ。しかし、まだ目の前には頂上に雪をかぶった巨大な山がそびえたっており、頂上にはハワード氏という非常に頭の切れる政治家が立っている」と、総選挙勝利への道が決して容易なものではないことを強調しつつ、勝利へ向けての意欲を表明した。